ちょいと前に話した、名言が生まれた回です
個人的に好きなんだ
追記にてどうぞ。
サキ:なぁ、さっき聞いたんだけどさ・・・
クオ:僕はやだよ
サキ:何だよ、まだ言ってもないのに…
クオ:魔物の棲む洞窟に行きたいんでしょ?僕は行かない
サキ:な、何でだよ!仲間に対して冷たい魔術師だな!
フツーはいないぞ、そんな奴!
クオ:魔術師しか仲間がいない孤独な勇者もフツーいないよ
サキ:う、うるさい!これから集めるんだよ!
クオ:人の魔法をあてにして洞窟を攻略しようとする勇者と行動したいと思う人なんていないよ
そんな君と組んであげてる優しい僕に感謝することだね
サキ:お前…自分で優しいって言っておきながら、洞窟には俺一人で行けってか?
クオ:どうしても行かなきゃいけない場所じゃないんでしょ?一人が嫌なら諦めればいい
サキ:2人で一緒に行ってこそ意味があるんだよ!良い経験になるし、絆も深まるだろ?
クオ:だから嫌だって言ってるんだ。僕が君と深めたいのは溝だもの
サキ:……安心しろ。今の一言で一気に溝が出来た…
クオ:…でもまぁ、君がそんなに一人が怖いっていうなら…
サキ:怖いと言った覚えはないが…来てくれるのか?
クオ:いや、僕手作りのお守りをあげるよ。色々と便利な機能がついてるんだ
サキ:お、サンキュ。お前が来ないのは残念だが、心強いぜ
…で、お前は何をしてるんだ?
クオ:見てわからない?お守りを首から下げてあげてるの
ちょうど胸のあたりにくるように調節してるんだ
サキ:?何か呪術的な意味でもあるのか?
クオ:時間がきたら爆破するからね…あ、言っちゃった…
サキ:言っちゃった…じゃなーい!!お前、そんなに俺を殺したいか?
クオ:僕の仕事は人々の笑顔のため、悪を滅ぼすことだからね。当然だよww
サキ:俺は勇者だぁー!!
クオ:そんな言葉に俺が騙されるとでも?君は悪そのものだ
サキ:お前の方がよっぽど悪だって!!…もう俺、クオから物なんてもらわねぇ…
クオ:いいよ。それなら寝込みを襲うだけだから
サキ:……。
~終わり~