続けて更新。
こちらも単品です
こちらも単品です
クオ:さぁ、召し上がれ
サキ:うっまそー!じゃあ早速、いただきます!
クオ:…どう?
サキ:ん?うまいぜ?
…それにしても、お前が飯を用意するなんて珍しいじゃないか。
クオ:狩るだけってのに飽きたんだ。それに、たまには君にも楽させなきゃね
サキ:クオ…お前…!!
クオ:君が死んだ後、つまらないことで僕の前に出てこられたら迷惑だもの
サキ:…あぁ、やっぱそういうオチ?
上昇中だった好感度が一瞬にしてマイナスにまで達したぞ…
クオ:マイナスで充分だよ。寧ろプラスだったことが驚きだよ
僕に対して失礼だ
サキ:失礼なのはどっちだぁー!!俺の扱い方が酷いだろ!!
クオ:酷いもなにも…当然の扱いでしょ?
サキ:もう諦めるしかないのか…可哀想な俺…
いつかクオに殺されて人生終わるんだ…―っておい、クオ!!
クオ:何さ突然…。隅っこでずっとうずくまってりゃいいものを…
サキ:んなことどうでもいいから、俺の質問に答えろ!
嘘はナシだぞ!
クオ:だから何?
サキ:お前…このスープに何か…入ってるんじゃ…
クオ:あたりww君にしては早く気付いたね…もう遅いけど…
サキ:だぁー!!俺としたことがー!!
何気に手遅れって…手遅れって…(以下略)
クオ:何か言い残すことは?
故郷の家族に“最期まで馬鹿な息子ですみません”と伝えておこうか?
サキ:勝手に決めるな!!俺はまだ死なねぇ!!
クオ:君は悪運だけは強いからね。でも本気の僕には勝てないよ
サキ:…説得力ありすぎて何も言えねぇ…
クオ:そういうわけだから、せいぜい安らかに眠りなよ
サキ:…ぜってー化けて出てやる…
クオ:やめてよ、ただでさえ化け物なのに…。
これ以上進化して僕の前に現れるなんて最悪だ
サキ:あぁーくそ、眠くなってきた…。いいか!絶対出てやるからな!
クオ:……やっと寝た。即効性の睡眠薬でこの反応か…覚えとこ。
薬の効きにくい体質なんて厄介なんだよね
…それにしても、いざ死んだ時に化けて出られるのってやだな…
そんなことがないように、ちゃんとあっちに送り出してやらなきゃ
~終わり~
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