久々にボクキミ更新~
そろそろ頑張らないと、
カインたちがいつまで経っても出てこないし…
そんなわけで、追記よりどうぞ
単品です
サキ:お前ってさ、魔術師っていうより詐欺師だよな
クオ:…君なんかが僕に喧嘩を売ろうっていうの?
サキ:違う、違う!そういう意味じゃないって!
だから杖こっちに向けんなー!!
クオ:なら、どういう意味か5文字以内で説明してよ
サキ:いやいや、5文字とかムリだから…
―だってさ、この金の稼ぎよう…半端じゃないし…
クオ:僕の占いで稼いだお金のこと?いやー今日も大漁だったねww
少年好きのお姉さんが多くて助かるよ♪
サキ:…そういう問題か?占いの質じゃなくて?
クオ:だってお金さえ先に貰っちゃえばいいもの
大事なのは客集めだよ
サキ:うわぁー…めったに見せない純粋(に見える)な笑顔を振りまいて
接客してるクオの心の中が垣間見えてしまった…
クオ:そういう君だって、一応客集めをしてるんだよ?
サキ:はぁ?俺はただ側に突っ立ってるだけで…
クオ:それでいいんだよ。君は黙ってれば顔はいいからね、顔だけは
そのままの方がモテるんだよ
いっそのことクールキャラで売るために、これからしゃべらないでおく?
しゃべったらボロが出るし。二度としゃべられないよう、声をなくす薬でも作ろうか?
サキ:顔だけはって…中身が腹黒のお前に言われたくない!!
つか何だ?俺はもうしゃべるなということか?
そこまで俺はウザイとでもいうのか!?
クオ:ウザイってわけじゃないよ。ただ君の声は大きくて、うっとおしいだけだよ
サキ:それがウザイって言うんだー!!
…ホント、占いより呪いの相談受けた方がいいんじゃないか?
クオ:確かに呪いの方が得意だけどね、占いだって苦手じゃないよ
僕は君と違って器用だしね。君が疑うような詐欺師なんかじゃない
なんなら、今から君を占おうか?
サキ:お、おう。それじゃあ頼む
クオ:…川、だね。川が見えるよ
サキ:川だって?
クオ:うん。君にも見えるでしょ?
サキ:いや、そんなもの見えるわけ…って、あっつ!!
燃えるって!!何さり気なく炎出してんだよ!!
クオ:君にもその川を見せてあげようと思って。本当に綺麗なんだ
向こう岸にはお花畑…ほら、死者の皆さんが手を振ってるよ
サキ:だぁー!!死者の皆さんってなんだよ!!
やっぱり俺を殺す気だったな!絶対そうだろ!
クオ:失礼だなぁ…川を見たのは本当だよ
それに、君を殺しかけたのは一度や二度じゃないんだし、いい加減諦めなよ
僕が詐欺師だと疑う前に、自分がいつ殺されるか疑うべきだよ
サキ:どうせ俺は学習能力が足りないよ!でもこれだけは言える!
俺は絶対、川なんて見ないからな!…って、うわっ!!
クオ:…言ってる側から何川に落ちてるの?目、ちゃんと見えてる?
サキ:…いや、何かが俺の足をつかんで川に…
まさか…クオ、お前…
クオ:ん?どうかした?
サキ:いや…何でもない…
~終わり~
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